我が家は、基本ライト自炊派。頼るところは主人に頼っています

―はじめに、しほさんの1日の過ごし方を教えてください。

しほさん:起きるのはだいたい8時ごろで、朝ごはんは食べたり食べなかったりです。
お昼ご飯は11時半くらい。お昼をとってすぐに、主人が散歩を1時間くらいするのでその間、私はもう自由に、誰もいないのびのびした時間を過ごしています(笑)。
主人は散歩から帰ってきたら、仕事を始めます。夫婦ともにフリーランスのWEBデザイナーで、主人に合わせて、私も仕事をするようにしています。
その後が家事をする時間です。お風呂に入るまでの間。うちではお風呂が早いんです。5時半から6時くらい。
7時くらいから夜ご飯を作り始めて、8時半ごろには食べ終わって、そのあと団らんして寝るって感じです。

―家で仕事をされていたら、3食ごはん作り、大変ですね。

しほさん:仕事は、マイペースにできる範囲でしています。なので、全然苦じゃないです(笑)。
それに我が家は、基本ライト自炊派。朝もパンくらいで、お昼は、ご飯とお味噌汁に、卵料理が8割。夜も2~4品あればOK。
食材は案外すぐに傷むので、2人暮らしであればそんなに食材を買い込まないほうがいいかなと。おまけに、最近はネットスーパーばっかり使っています。便利ですよ。車椅子なので、買い出しはやっぱり面倒です。

―それにしても素敵なキッチンですね。

しほさん:ありがとうございます!自慢のキッチンです。
結婚当初から車椅子生活になったので「長く使うものは妥協しないでおこう」と主人が男気を出してくれました。バリアフリーキッチンです。車椅子仕様、私仕様にカスタマイズされています。
これができた時、両親も見に来たんです。嬉しかったのか、泣き出してしまって。それを見て私も主人も泣き出すという(笑)。私たち夫婦にとってかけがえのない場所です。すごく大事に使わせてもらっています。

―家電は頼りになっていますか?

しほさん:家電は、この体になってから、より相棒みたいに感じていますね。本当に、“毎日お世話になってます!”って感じです。車椅子って当然だけど不便なんです。車椅子ユーザーは、不自由ゆえの不便な生活を送っています。そこで家電。私はもともと家電が好きなので、便利なものはどんどん取り入れるタイプです。
道具に頼るのは、決して甘えでも何でも無くごく当たり前のこと。無理なものは無理と割り切って、家電に託しています。